田鶴浜駅(たつるはまえき)は、石川県七尾市田鶴浜町にある、のと鉄道七尾線の駅である。

愛称は「たてぐのまち駅」。伝統産業である「田鶴浜建具」に由来する。

概要

田鶴浜地区の中心地にあり、通勤者のほかに石川県立田鶴浜高等学校の学生が主に利用する。

簡易委託駅であり、早朝と夕方以降、土曜・休日は無人となる。

歴史

  • 1928年(昭和3年)10月31日:鉄道省(国鉄)七尾線 和倉駅(現在の和倉温泉駅) - 能登中島駅間延伸と同時に開業。
  • 1976年(昭和51年)
    • 4月1日:貨物の取扱を廃止。
    • 5月1日:簡易委託駅化。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、154頁。ISBN 978-4-533-02980-6。 。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 1991年(平成3年)9月1日:七尾線の一部がのと鉄道に転換されたことにより同社の駅となる。
  • 1999年(平成11年)4月1日:駅業務を委託化。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、コンクリート造りの駅舎を備える。ホーム間は跨線橋で連絡している。

駅北側の2番ホームに出入口「野鳥公園口」がある。また、駅舎は1番ホーム側にあり駅舎横にトイレがある。

のりば

  • 当駅は一線スルーにはなっていないが、下り線(1番ホーム)が両方向の出入りに対応しているため、行き違いがない場合は利用者が跨線橋を渡らずに済むよう、両方向とも1番ホームに発着する。

利用状況

2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は197人である。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

駅周辺

駅前に駐車・駐輪場が整備されている。

南口
  • 田鶴浜地区コミュニティセンター(サンビーム日和が丘)
  • 田鶴浜郵便局
  • 石川県立田鶴浜高等学校
  • 七尾市立田鶴浜小学校
  • 御手洗池 - 日本名水百選認定。
  • つるの湯(健康増進文化施設「アスロン」)
  • 国道249号
  • 石川県道1号七尾輪島線
  • 田鶴浜道路田鶴浜インターチェンジ
野鳥公園口
  • 田鶴浜野鳥公園
  • 鶴の里公園

バス路線

北鉄能登バス

駅から徒歩2分のJA田鶴浜支店前に北鉄能登バスの「JA田鶴浜支店前」バス停が設置されている。

  • 高浜線(志賀中学校行き)
  • 高浜線(七尾中学校行き)
廃止路線
  • 七富線(西谷内行き)
  • 七富線(七尾駅前行)

はなバス

駅から徒歩5分の田鶴浜診療所前に七尾市コミュニティバス(はなバス)の「田鶴浜診療所」バス停が設置されている。ただし、始発に関しては発着は田鶴浜駅前である。

  • 田鶴浜地区循環

隣の駅

のと鉄道
■七尾線
和倉温泉駅 - 田鶴浜駅 - 笠師保駅

脚注

参考文献

  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 48 小浜線 舞鶴線・七尾線 氷見線・城端線・越美北線』朝日新聞出版、2010年6月27日。 
  • 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5。 
  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。 

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

  • 田鶴浜駅 – のと鉄道

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