エイシンテネシー(欧字名:Eishin Tennessee、1989年4月3日 - 2008年6月5日)は、日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍に1994年の金杯(西)。
経歴
1991年11月9日、京都競馬場での新馬戦で南井克巳を鞍上にデビューし、3戦連続2着ののち、中京競馬場での未勝利戦で2着タマモパールに9馬身差をつけて初勝利を挙げる。4歳を迎え、福寿草特別は4着に終わったが若駒ステークス2着を経て2月京都のこぶし賞で2勝目を挙げるが、その後放牧に出される。秋に戦列に復帰し、10月京都の鳴滝特別で3勝目を挙げ、エリザベス女王杯で9番人気の8着としたのち東上し、1500万下のウェルカムステークスで4勝目を挙げてオープン入りする。古馬となった1993年、初戦となった金杯(西)はエルカーサリバーの2着に入るが、ハナ差や同着が並ぶ2着争いの大接戦を制してのものだった。その後も京都牝馬特別こそ10着に崩れるも、続く京都記念ほか2つのオープン特別で2着を三度記録し、好走を続ける。笹針を打って放牧に出されたのち秋競馬を迎え、オープン特別のドンカスターステークス3着、アルゼンチン共和国杯は11着、鳴尾記念5着とし、6歳を迎えての初戦である金杯は12番手から競馬を進め、最後はマーベラスクラウンを1馬身差押さえて重賞競走初勝利を挙げた。その後も重賞戦線を中心に走るが、東京スポーツ杯とドンカスターステークスでの連続2着が最高成績で、12月には香港国際ヴァーズへ出走して4着、1995年の関門橋ステークスで6着となったのを最後に引退した。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.com、JBISサーチ、香港賽馬會に基づく。
- 香港国際ヴァーズのオッズおよび人気は、香港賽馬會によるもの。また、「Draw」が枠番、「Horse No.」が馬番に該当。
- 馬場状態:Fm=Firm, GF=Good to Firm, Gd=Good, GS=Good to Soft, Y=Yielding, Sft=Soft, Hy=Heavy
繁殖牝馬時代
1995年より栄進牧場で繁殖入りし、その後3頭の産駒を出産した。1999年には渡米してウインチェスターファームで繋養され6頭の産駒を出産し、そのうち5頭の産駒は日本に輸入されている。
2006年12月に帰国し、再び栄進牧場で繋養されていたが、2008年、ディープインパクトとの産駒を3月12日に出産後の6月5日に放牧中の事故により19歳で死亡した。
産駒一覧
血統表
- 姪にテネシーガール(ファンタジーステークス、セントウルステークス)、その産駒にエーシンメンフィス(愛知杯)。
脚注
参考文献
- 「関西競馬四季報 1993秋季号」『競馬ブック』第14巻第3号、ケイバブック。
- 「関西競馬四季報 1994春季号」『競馬ブック』第15巻第1号、ケイバブック。
- 「関西競馬四季報 1994秋季号」『競馬ブック』第15巻第3号、ケイバブック。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post



