マジックタイム(Magic Time)は、日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2016年のダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)、ターコイズステークス(重賞)。馬名の意味は「日が沈んで空が青く綺麗な数分間のこと」。
現役時代
2011年2月15日に北海道安平町のノーザンファームで誕生。一口馬主法人「サンデーサラブレッドクラブ」より総額1600万円(1口40万円×40口)で募集され、苫小牧市のノーザンファーム空港牧場で育成された。
美浦・中川公成厩舎に入厩。2歳7月にデビューし、未勝利戦ときんもくせい特別(500万下)を連勝して阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)にも出走(6着)。3歳時にはクイーンカップ(GIII)で2着に入り、フローラステークス(GII)でも1番人気に推されるなど早くから結果を出したが、その後は長らく勝ち星から見放される。
2015年10月の1000万下条件戦で約2年ぶりの勝利を挙げると、2016年1月の節分ステークス(1600万下)も制してオープンに再昇格する。京都牝馬ステークス(GIII)2着を挟んで出走したダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)では、ロゴタイプやサトノアラジンといった強敵を撃破して重賞初制覇を果たした。その後はGIの壁には阻まれたものの、重賞で安定した走りを続ける。同年暮れのターコイズステークス(重賞)では1番人気に応えて後方から鮮やかに差し切り、重賞2勝目を挙げる。精神面の成長によって充実期に入ったものの、クラブの規定により6歳春での引退が決まっていたため、2017年3月の中山牝馬ステークス(GIII)2着がラストランとなった。
繁殖牝馬時代
現役引退後は北海道苫小牧市のノーザンファーム空港牧場で繁殖入りし、2018年4月8日に初子の牡馬(父モーリス)が誕生した。
2021年1月29日、死亡。
繁殖成績
- 2024年9月29日現在
競走成績
以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく。
血統表
- 母タイムウィルテルは現役時代に中央で2勝。2003年のフローラステークス(GII)で2着の実績がある。
- おもな近親にゲシュタルト(京都新聞杯)、クリスザブレイヴ(富士ステークス)、オースミスパーク(小倉大賞典)。
脚注
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ
- マジックタイム - 競走馬のふるさと案内所
