ラモンティ (Ramonti) はフランス生まれの競走馬。2007年にヨーロッパで活躍したマイラーの一頭。
経歴
2005年
イタリアで競走生活を始める。2005年3月のデビュー戦で勝利すると、3連勝でパリオーリ賞(イタリア2000ギニー)を制したが、デルビーイタリアーノ(イタリアダービー)では2着となった。その後は長期休養に入る。
2006年
2006年4月に1年ぶりとなる復帰戦で勝利するも、距離が200メートル延びた次走では2着に敗れ、その後はマイル路線に照準を合わせる。2連勝したラモンティは、ジャック・ル・マロワ賞に挑むもリブレッティストの7着と大敗。しかし、準重賞で2着となると、つづくヴィットーリオ・ディ・カープア賞を制しG1初勝利を挙げた。その後はG2のリボー賞を制し、暮れの香港マイルで3着となったあと、ゴドルフィンに購入され、イギリスのサイード・ビン・スルール厩舎へ移籍した。
2007年
年が明けて5歳になったラモンティは、ランフランコ・デットーリを背にロッキンジステークスから始動するも2着と敗れる。しかし次走のクイーンアンステークスを制すと、返す刀でサセックスステークスも制してG1を連勝。G1競走3連勝をかけて臨んだムーラン・ド・ロンシャン賞であったが、3歳牝馬のダルジナに2馬身差及ばず2着と完敗。しかし、クイーンエリザベス2世ステークスではダルジナらをやぶって4度目のG1勝利を挙げた。
ここまで徹底してマイル路線を歩んできたラモンティであったが、2か月以上の間隔をあけ、12月に中距離戦である香港カップへ出走。ヴィヴァパタカの追撃をしのぎ、初めてマイル戦以外での重賞勝利となった。
2008年
2008年は当初3月29日に施行されるドバイワールドカップを目標とする計画だったが、変更して同日に行われるドバイデューティーフリーに出走する予定となった。しかし脚部不安のため回避することが発表された。7月にG2サマーマイルステークスで復帰。しかし7頭立ての5着と大敗し、そのまま復帰することなく引退した。
競走成績
競走馬引退後
2009年よりアイルランドのキルダンガンスタッドで種牡馬となり、当年は112頭に種付けを行った。2010年からはイタリアのAllevamento di Besnateで供用されている。
血統表
脚注
外部リンク
- RAMONTI (FR) - Godolphin (英語)
- Stallions - Allevamento di Besnate (英語)
- 競走馬成績と情報 JBISサーチ、Racing Post




