ムーンクエイク(欧字名:Moonquake、2013年4月26日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍に2018年の京王杯スプリングカップ。
馬名の意味は、「月震。月を動かすくらいの躍動を期待して。父名、母名より連想」。
半姉に中山牝馬ステークスなど重賞3勝のバウンスシャッセ、半妹にフラワーカップなど重賞3勝のコントラチェックがいる。
経歴
デビュー前
2013年4月26日、北海道安平町のノーザンファームで誕生。一口馬主法人「キャロットクラブ」より総額4,000万円(1口10万円×400口)で募集された。
3歳時(2016年)
美浦・藤沢和雄厩舎に入厩。3歳2月の新馬戦(東京芝1800m)でデビューし、ビッシュの2着となる。2戦目の未勝利戦で初勝利を挙げたが、3戦目と4戦目の500万下条件戦ではそれぞれ4着、2着に敗れた。大外に膨らむなどの悪癖を解消するため、この年の夏に去勢され、せん馬となった。
4歳時(2017年)
去勢明け2戦目の500万下を勝利すると、次戦で2着となった後に条件戦を3連勝し、年内にオープン昇格を果たした。
5歳時(2018年)
年明け初戦の洛陽ステークス(OP)ではスローペースで折り合いを欠いた上に馬場も合わず、5着に敗れる。休み明けの京王杯スプリングカップ(GII)で初めて重賞に挑戦し、直線での激しい追い比べをアタマ差で制して1着となった。勝ち時計1分19秒5は2012年にミトラが記録した1分19秒6をコンマ1秒更新するコースレコードで、調教師の藤沢和雄にとっては歴代最多の同レース7勝目となった。
安田記念は回避し、デビュー以来初のスプリント戦となるキーンランドカップ(GIII)で復帰するが、ペースに対応できず9着に敗れた。スプリンターズステークス(GI)でも追走に苦労し、後方のまま13着に敗れ去る。騎乗したクリストフ・ルメールは「距離が忙しかった。直線の長いコースで1400mがベストなのでは」とコメントした。年末の阪神カップでも見せ場なく14着と惨敗した。
6歳以降(2019年-2022年)
2019年10月26日のスワンステークスで復帰するもブービーの17着。その後のレースでも精彩を欠き、2020年11月22日の霜月ステークス16着を最後にJRAの競走馬登録を抹消。12月3日に開催されるサラブレッドオークション(サラブレッドオークション事務局主催)に出品され、181万円(税抜)で落札された。地方競馬では高知と岩手で計25戦したが、2着・3着が各4度と堅実ながらも勝ち星はなく、2022年8月16日付で競走馬登録を抹消され引退した。
引退後
その後は福島県南相馬市の松本ステーブルに移動し、功労馬として余生を送っている。2023年度より引退名馬繋養展示事業の助成対象馬となった。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく。
- タイム欄のRはレコード勝ちを示す
血統表
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post


