髙木 伴(たかぎ ばん、1990年6月1日 - )は、埼玉県川口市出身の社会人野球選手、元プロ野球選手(投手)。
経歴
プロ入り前
飯塚小学校3年生の時にソフトボールを始めた。西中学校では軟式野球部で主に遊撃手だったが、川口市立川口高等学校では1年生時の冬に投手に転向した。高校3年間で甲子園出場経験は無く、東京農業大学では1年生時の春から出場、東都大学野球・2部リーグでは通算32試合で7勝6敗の成績だった。
大学卒業後にNTT東日本へ入社すると、第84回都市対抗野球大会の1回戦に先発登板、6回1/3を投げ自責点1、防御率1.42だった。
10月には台湾で行われた「2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」の日本代表に選出された。第2戦に登板し、1回を投げ被安打2、自責点1だった。
2年目の第85回都市対抗野球大会では2試合(先発1)で計4回1/3、自責点3、防御率6.23だった。
2014年プロ野球ドラフト会議で、オリックス・バファローズから4巡目で指名され、契約金5,000万円、年俸1,000万円(金額は推定)という条件で入団した。NTT東日本はドラフト会議後の2014年11月に第40回社会人野球日本選手権大会へ出場したが、高木自身には登板の機会がなかった。
プロ入り後
2015年、春季キャンプをA組(一軍)でスタート。シーズン開幕後、4月14日に出場選手登録され、26日の対北海道日本ハムファイターズ戦において7回裏に2番手で登板し、2回を投げ被安打2、与四死球0、無失点の成績だった。その後6試合に登板したが、勝敗やセーブは付かず、防御率は7.45だった。秋季キャンプでは、一軍投手コーチの酒井勉の勧めもあってサイドスローに挑戦した。
2016年、春季キャンプでは臨時コーチを務めた山田久志から投球フォームについて指導を受けた。同シーズンは二軍で38試合に登板、43回を投げ防御率1.04の成績だった。
2017年は一軍登板がなく、10月2日に球団から戦力外通告を受けた。
退団後
オリックス退団後はジェイファムコーポレーションの加圧トレーニングスタジオのトレーナーを務めている。
また、社会人野球選手としてプレーを継続しており、2018年はジェイファムがサポートしていたクラブチーム・REVENGE99に所属し、背番号は「66」を着用。2019年からはジェイファムがクラブチーム・JFAM EMANONの母体になったことから同チームに移籍してプレーを継続。ここでも背番号は「66」を着用し、投手コーチも兼務した。
2020年からは軟式野球に活動の場を移し、東京都軟式野球連盟1部所属の社会人軟式野球クラブ東京ヴェルディ・バンバータに所属。ここでも背番号「66」を着用している。
選手としての特徴・人物
スリークォーター気味のフォームから、最速149km/hを計測するストレートに、スライダー、フォークなどの変化球を投げる、パワーピッチャー。
2014年のオリックスへの入団記者会見では、同年で現役を引退し、二軍投手コーチに就任した平井正史の背番号36を継承し、平井のように強い速球とフォームのコンビネーションで勝負することを目標に挙げた。
詳細情報
年度別投手成績
年度別守備成績
記録
- 初登板:2015年4月26日、対北海道日本ハムファイターズ6回戦(札幌ドーム)、7回裏2番手で救援登板、2回無失点
- 初奪三振:2015年4月28日、対東北楽天ゴールデンイーグルス4回戦(京セラドーム大阪)、4回表にウィリー・モー・ペーニャから見逃し三振
背番号
- 36 (2015年 - 2017年)
登場曲
- SMAP「BANG! BANG! バカンス!」
脚注
関連項目
- 埼玉県出身の人物一覧
- 東京農業大学の人物一覧
- オリックス・バファローズの選手一覧
外部リンク
- 個人年度別成績 髙木伴 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 高木 伴 (@ban1bino8) - X(旧Twitter)(プロ入り前のもので、2013年3月3日まで使用)


