第15回東京国際映画祭(だい15かいとうきょうこくさいえいがさい)は、2002年10月26日(土)から11月4日(月・休)の10日間に開催された東京国際映画祭。
概要
東京の渋谷で開催された。会場には、オーチャードホール、シアターコクーン、ル・シネマ1、2(以上Bunkamura内)、シネフロント、渋谷ジョイシネマ(現・渋谷HUMAXシネマ)が使われた。また、東京国際CG映像祭では有楽町のよみうりホールが会場となった。
この第15回から「アジアの風」部門が作られた。これまで、アジア作品を対象とした部門には、第2回(1987年)に「アジア太平洋秀作映画祭」が、第3回(1989年)~第9回(1996年)に「アジア秀作映画週間」が、第10回(1997年)~第14回(2001年)に「シネマプリズム」部門があった。
協賛企画として「第18回東京国際ファンタスティック映画祭2002」、「東京国際女性映画祭」、「コリアン・シネマ・ウィーク2002」が開催された。東京国際ファンタスティック映画祭は、渋谷パンテオン(定員:1119人)で毎年開催されてきたが、翌年に東急文化会館が閉館したため、この年が渋谷で開催された最後の東京国際ファンタスティック映画祭となった。
受賞結果
- コンペティション
- 東京グランプリ・東京都知事賞: 『ブロークン・ウィング』(監督:ニル・ベルグマン)
- 審査員特別賞: 『ホテル・ハイビスカス』(監督:中江裕司)
- 優秀監督賞: カルロ・ローラ(『バーグラーズ 最後の賭け』)
- 優秀脚本賞: ジェイソン・ゼノポルス(『希望の大地』)
- 優秀女優賞: ドナテッラ・フィノッキアーロ(『アンジェラ』)
- 優秀男優賞: グラハム・グリーン(『荒野の絆』)
- 優秀芸術貢献賞: シャオ・ダン(『恋人』の撮影)
- アジア映画賞
- アジア映画賞: 『この翼で飛べたら』(監督:アソカ・ハンダガマ)
審査員
コンペティション
- 審査委員長
- リュック・ベッソン(映画監督、プロデューサー)
- 審査員
- ジャック・カーディフ(撮影監督、映画監督)
- リー・チーガイ(映画監督、プロデューサー、脚本家)
- パク・チャヌク(映画監督)
- 黒澤和子(衣装デザイナー)
アジアの風
- 審査委員長
- 河原畑寧(評論家)
- 審査員
- 大高宏雄(映画ジャーナリスト)
- 片岡真由美(ライター)
- 高橋渡(恵比寿ガーデンシネマ支配人)
- 高山由紀子(脚本家)
上映作品
コンペティション
特別招待作品
特別上映
アジアの風
アジアの風
アジアの風 特別プログラム
ニッポン・シネマ・クラシック
東京国際CG映像祭
外部リンク
- 第15回東京国際映画祭 - 東京国際映画祭 | 映画祭の歴史 - ユニジャパンによるページ
- 東京国際映画祭(公式サイト) - ウェイバックマシン(2002年11月22日アーカイブ分)




