ジアゾ酢酸エチル(Ethyl diazoacetate)は、ジアゾ化合物で、有機化学の反応剤である。化学式は、N=N=CHC(O)OC2H5。1883年にテオドール・クルチウスが発見した。水中で、グリシンのエチルエステルを亜硝酸ナトリウム及び酢酸ナトリウムと反応させることで得られる。

カルベン前駆体として、アルケンのシクロプロパン化に用いられる。

有毒であるが、トロバフロキサシンの前駆体として産業的に用いられている。産業における安全な取扱い方の手順が公表されている。

出典


Fischerエステル化の反応機構・長所・短所を解説! マスケットの大学化学

ジアゾメタン diazomethane ChemStation (ケムステ)

ジアゾ酢酸2メトキシエチル 化学物質情報 JGLOBAL 科学技術総合リンクセンター

ジアゾ酢酸プロパルギル 化学物質情報 JGLOBAL 科学技術総合リンクセンター

ティシチェンコ反応(Tishchenko Reaction)の反応機構【酢酸エチルの工業的製法】 YouTube